寝具の疑問

ふとんとベッドどっちがいいの?

布団の特徴

寝室専用のスペースがいらず、部屋を多目的に使える。
敷き寝具の種類が豊富で、好みの素材や寝心地のものを選べる。
部屋の掃除が比較的簡単である。
急な来客にも対応できる。

ベッドの特徴

寝たり起きたりの動作が楽に出来る。
ふとんの上げ下ろしをしなくていい。
敷き布団を干さなくていい。
昼間疲れたときなどすぐに横になれる。
床面の温度・湿度の影響を受けにくい。
ほこりを吸う量が少ない。

寝具や寝室は他人には見せたくないといった考えを持っている人には押入にしまえる布団は便利です。けど他人には見せたくないからと質の悪くなった古い寝具を使い続けるのは健康にもよくありません。

ベッドは寝具を押し入れに収納しないから他人にも見られる要素が多いので寝具に気を使っている場合が多いようです。

ポイント

利点の多さではベッドに軍配が上がります。人生の3分の1は寝ているということを忘れないでください。その意味でも寝具の重要性だけは忘れないでください。

もし、中年以降にどちらにしようかと考えているなら、管理が簡単で収納の必要がなく、寝たり起きたりの動作が楽なベッドのほうが適しているといえます。

寝室のダニを増やさない方法は? 

アトピー性の皮膚炎やぜんそくなどアレルギー体質の人にとって、ダニは大敵です。すべてのダニが人間に害を与えるわけではありませんが、寝室のダニを増やさない方法を紹介します。

掃除をこまめにすること

ダニ退治にもっとも効果的なのは、電気掃除機を使った掃除です。ダニは、吸い込んだり、ホースやパイプにぶつかったりすることでほとんど死滅します。掃除の時は換気を心がけましょう。

寝室は掃除しやすく

寝室にはなるべく余計な家具を置かないように。フローリングならカーペットを敷くのはかまいませんが、畳の上に敷くのはやめましょう。

寝室の風通しをよくする

昼間使うことのない寝室は、つい換気を忘れがちになります。天気の良い日には窓を開け風を通し、ダニの好きな湿気を減らしましょう。押し入れやクローゼットも乾燥と清潔を心掛けて。

温度・湿度に注意

ダニが繁殖しやすいのは温度20℃、湿度60~80%です。寝室に温・湿度計を備え、冬は暖房しすぎないよう、梅雨時期は除湿を心掛けましょう。

寝具類を乾燥させる

直射日光には殺菌効果があるので寝具はできれば日に干しましょう。また、布団乾燥機もふとんの表面や中のダニを殺すのに効果的です。

寝具にも掃除機を

生きているダニだけでなく、死がいやフンもアレルゲン(アレルギーの原因)になります。乾燥させたあとはもちろん、日常でもふとんに掃除機をかける習慣を。

寝室にペットを入れないこと

ペットはダニを連れてきたり、毛がアレルゲンになったりします。家族同様のペットでも、寝室には入れないでください。

観葉植物や鉢植えを置くのは避けること

植物には土や水がつきもの。清潔さ乾燥が必要な寝室には不向きです。

羊毛・羊毛混敷き布団に固綿が入っているのはなぜ?

固わたが入っている理由

固綿はポリエステルを圧縮・溶融して板状にしたもので、巻きわたの羊毛わたやポリエステルわたのへたりを補うために使われています。さらにふとんの価格を安くする意味あいもあります。
 しかし、価格の安すぎる羊毛敷き布団や羊毛混敷き布団には、質の悪いポリエステル固わたが使われていることが多く、寝心地が悪い、突っ張って扱いにくいなどの欠点があります。

上記のことから消費者からいろいろな不満があり、それらを解消する意味から新しいタイプの羊毛敷布団、羊毛混敷き布団が作られています。弾力性がある、暖かい、表面がさらっとしている、日常の手入れも楽という、羊毛ふとん本来の長所をいかした寝具といえます。

多層式の羊毛敷き布団

固綿を使わず、羊毛わたをシート状にして何層も重ね、へたりにくくしたもの

多層式の羊毛わたと高機能クッション材を組み合わせたもの

固わたをなくした羊毛混敷き布団

ポリエステルわたと羊毛わたをミックスし、パーマ加工(圧縮)し、適度な堅さを保ったふとん。

ソフトタイプの羊毛混敷き布団

中芯にソフトニードルわた(ポリエステル100%)を使用し、自由に折り曲げられるもの。

ポリエステル固わたをシート状に何枚か重ねることで、折り曲げやすくしたもの

羽毛ふとんの使い方と取り扱い方法 

カバー、シーツは

こまめに洗濯すること、また、羽毛ふとんの仕上がりサイズに合わせて上質で柔らかい素材のカバーを使うこと。内側にボタンやヒモのついたカバーとふとんとセットすればズレもなく、側地のいたみ汚れも防ぐことが出来る。

カバー、シーツは衛生上こまめに洗濯することが必要。なお、ふとんにカバーを取り付ける際には羽毛吹き出しの原因となるので、側生地を直接針で縫うことは避けねばならない。

保温性を高めるには

カバーをセットした羽毛ふとんを直接体の上に掛けて使用すると、より暖かく感じられる。それでも寒い場合は、羽毛、羽根の肌掛けふとんを組み合わせて使用すると良い。また、毛布を使用するときは、その下の羽毛ふとんが、その重さで凹み、保温性を減少させることになるので、羽毛ふとんのかさを減少させるような重いものは上に掛けない方がよい。なお、肩がけなどの使用も効果的である。

羽毛が片寄ってしまった場合は

ふとんの表面を軽くほぐすように叩き、中の羽毛を平均にならせば、一層快適な寝心地が得られる。もし、なかなか元に戻らないような時は、購入先に相談されると良い。(メーカーでは直すことができる)

なお、ふとんに局部的な大きな衝撃を与えると、羽毛がキルト間で移動を起こし、片寄りの原因となることがあるので、使用にあたっては注意が肝要。

時々干すと良い効果が生まれる

羽毛ふとんは頻繁に干す必要はないが、月に1~2回、1~2時間程度日に干すとよい。干すことにより、
(A)湿気をとり、
(B)保温性を高め、
(C)かさ高性、弾力性を高め、
(D)殺菌効果が得られる。
ただし側地のいたみ、色あせを防ぐためカバーや布を掛けて干すとよい。

側地が傷んだり、汚れがひどくなったら

羽毛ふとんはカバー、シーツをこまめに交換すればあまり汚れないが、クリーニングが必要なほど汚れた場合は専門のクリーニング店に相談するとよい。ふとんは細かいキルティングがしてあり、生地も羽毛が吹き出しにくいように加工がしてあるが、もし縫い目がほつれたり、生地から羽毛が吹き出した場合は購入された店に相談するとよい。

羽毛ふとんが臭う場合は、収納は

購入したばかりの羽毛ふとんは、ビニールケースや生地の特殊加工に必要な薬品の臭いが残ってある場合がある。また、湿度の高い時期には臭いの発生することがあるが、使用しているうちに自然に消えるのであまり問題ない。しかし臭いが気になる場合には、ふとんを折りたたんで臭気を押しだし、新しい空気と入れ替えて、3~4時間日に干してから使用するとよい。

また長期間使用しない場合は、日に干してから防虫剤を入れ蒸れないよう密閉しないで湿気の少ないところに保管すること。なお、必ず日に干してから使用するとよい。

羽毛ふとんはダニが発生しにくい

羽毛ふとんは高密度に製織された生地を使用しており、ダニの通過はほとんど認められない。また中わたの羽毛も100℃以上の高熱殺菌処理をしており、ダニは全て死滅するので、中からダニが発生することは先ずないとみてよい。しかし湿気の多いところに長時間置いておくと表面にダニがつきやすいので、時々日干しするのがよい。

なおダニの付着を防ぐには、掃除機を直接ふとんにかけるとなお効果的である。

羽毛ふとんの特徴は?

羽毛ふとんに使われる羽毛は、グースやダックといった水鳥たちの羽毛である。水鳥は、主に寒冷地に生息し、その羽毛には厳しい自然環境に対応した生き抜く機能を備えている。羽毛ふとんにはその機能が生かされて、保温性、吸放湿性に優れ、人間の健康的な睡眠に最適な寝具として高い評価を得て人気を呼んでいる。

羽毛ふとんには次の様な特性を備えている。

軽くて温かい(単位質量あたり保温性が高い)

ダウンはタンポポの綿毛の様な形をしており、その小羽枝が絡み合わないので、固まることがなく、いつもふんわりと軽やかで、比熱の大きな空気を多量に含んでいる。従って、かさ高性に富み、他のふとんに比べ、とても軽くてしかも暖かい。

その機能性は、循環器系や呼吸器系に過度の負担をかけることがない。

ソフトにフィット(ドレープ性がよい)

羽毛は、その独特のカタチから羽毛どうしが絡み合っていないので、小さな圧力が加わっただけで沈み、体にソフトにフィットするので暖かい空気を逃がさず、また、冷気の侵入を防ぎ、よい寝心地が得られる。

手入れが簡単

羽毛は弾力回復率に富み、且つ放湿性にも優れているため、他のふとんのように頻繁に日干しする必要はない。

しかし、保湿性を高めたり日光消毒のため、月に1~2回、1~2時間程度日干しするとよい。

取り扱いが便利

羽毛ふとんは小さく折りたたむことができるので、不要の場合、収納にも場所をとらず且つバックに収納すれば、引っ越しなど移動の際、極めて便利である。

リフォームが簡単

羽毛ふとんは丁寧に使用すれば、耐久性が長く、側地が劣化しても側地を交換し、中の羽毛は再利用することができる特徴をもっている。

羽毛ふとんには、どんな鳥の羽毛が使用されているか?

鳥には、ニワトリや七面鳥のような陸鳥とガチョウ類などの水鳥とがある。羽毛ふとんには、比較的小さなフェザーとダウンが使用されるが、現在は主にガンカモ科の家禽である鵞鳥(グース)と、マガモの家禽である、アヒル(ダック)の羽毛が使われている。ニワトリ等の陸鳥には、水鳥にあるようなダウンがなく、かさ高性、弾力性に乏しいので、羽毛ふとんには使用されない。

どんな種類があるか?

水鳥の羽毛は、進化の過程で皮膚が変化したもので、哺乳動物の体毛にあたる。水鳥の羽毛は大きく分けてダウンとフェザーの2種類になる。

フェザーは、表面より裏面に向かって少し湾曲した羽軸を持ち、その両側に柔らかい羽枝があり、更にその左右に小羽枝がついて、いわば鳥の上着にあたるものである。

ダウンは、羽軸を持たない羽毛で、ダウン、綿羽などとよばれる。小さな元羽軸と、その先端部から派生した2本以上の羽枝からなる水鳥羽毛で、幹羽軸のないものおよび幹羽軸が明瞭でないもの。主に水鳥の胸部から腹部に多く見られる羽毛で、いわば鳥の肌着にあたるものである。
 保温性、柔軟性に最も優れており、1羽から10~20g程度とごくわずかしか採取出来ないため、1枚の羽毛ふとんを作るのに、約150羽の水鳥を必要とする場合もある。 

同じダウン率でも価格に差のあるのは何故?

羽毛は、飼育環境、飼育期間、鳥の品種等によってその品質(特にかさ高性)に大きな差が生じる。かさ高性の差は、保温性の差となって現れるので、当然の事ながら、かさ高性の高い羽毛ほど機能性に優れ、高価になる。また、側地に高品質の超長綿を使用し、高番手の細い糸を使用したものや絹糸を使用したものは、特に価格も高くなっている。

以上のように同じダウン率の羽毛ふとんでも、中の羽毛の品質や側生地、そして縫製の仕方等により価格に大きな差が出てくることになる。

ウレタンフォームの敷きふとんとは

敷き布団の中素材には、綿、羊毛などがありますが、忘れてならないのがウレタンフォームです。ここではほかの敷きふとんと重ねて使うものではなく、1枚で使うタイプを紹介します。

ウレタンフォーム敷きふとんの長所

表面や裏面の形状に工夫が施され、正しい寝姿勢が保てる。

湿気がこもらず、手入れが簡単。

ダニやほこりの心配がない。

耐久性に優れ、打ち直しが不要。

ウレタンフォーム敷きふとんの短所

ほかの素材よりも価格が高い。

押し入れに収納する場合は、重い、やや突っ張るなどの難点がある。

専用カバーを使うことが多く、好みのカバーリングを楽しめない。

主な商品例

ムアツふとん発売されて30年という人気商品です。表面を波形にカットした凹凸構造は、多数の点となって体を支え、血行を妨げません。厚さ80ミリ、90ミリ、ハードタイプなどがあります。

ソフレスト硬さの異なる4層のウレタンが接着され、第一層から三層に特殊な切れ込みが入っているので柔らかな感触が得られ、正しい寝姿勢が保てます。

エバーライトエルゴ敷きふとん裏面が多数のキノコ状にカットされ、その部分が体重の負荷を吸収、分散、キノコ状の根元に空間があるため通気性もあります。

ニューロマンスエコー体に触れる層は凹凸構造のポリエチレンフォームで出来ており、皮膚呼吸を妨げません。真ん中の層は点で体を支えるウレタン、下の層は腰部分が硬めのスーパーハード、頭と脚部分はハードタイプのウレタンフォーム

使用するとき気をつけること

湿気が床面に移動するため、敷きっぱなしはやめる(カビ防止のため)

直射日光に当てて干さないこと。ときどき陰干し、風通しのよい室内に立てかけておく程度でよい。

長持ちさせるために、ときどき天地を逆にし、頭と足の位置を入れ替える。

アドバイス

日に干す必要がないため、昼間留守がちな人には便利。耐久年数は8~10年です。角や山の部分が劣化したら買い替えどきです。