まくらについて

まくらの詰め物に茶がら

まくらの詰め物には、そば殻やパンヤ、もみがら、羽毛、プラスチックチップなどを使用しますが、茶がらを使うのも快適です。茶がらをざるに取って水を切り、太陽に当ててカラカラに乾燥させてから使うようにしてください。

適したまくら 

まくらが変わると寝にくいとよく言われますが、まくらの良しあしは眠りに大きな影響を与えるものです。例えば、高さひとつをとっても、高すぎると肩が凝ったり、逆に低いのも疲れます。人によって好みが分かれますが、大人の場合、一般にまくらの高さは頭をのせて沈んだ状態で6センチが理想的といわれています。この高さがちょうど起きている時と同じような姿勢でいられるからです。

また、大きさは、らくに寝返りがうてるように横幅は小さくても肩幅以上、60センチくらいの長さが必要です。縦は、肩先まですっぽり入るよう50センチくらいが適当です。これを目安に快適なまくらを作ってください。

正しいまくらの選び方

なぜまくらをするのか?

人間は直立し二本脚で歩くようになり、重力が垂直にかかるようになったため、骨格もそれに応じてS字を描くように屈曲してきました。この自然なS字型を睡眠中でも保つ寝具が理想的です。そして、その役割を担うのが敷き布団とまくらになります。

まくらは、頸椎と大きな関係があります。重い頭部を支える頸椎もまた、骨格に対して前方にゆるやかなカーブを描いています。仰向けに寝るときは6~8cmもあります。この隙間を埋め、頭部と頸椎を安定させるのがまくらの役割なのです。

まくらは頭にするものではない!

「まくらは頭にあてるもの」これが世の中の常識です。しかし、まくらは「肩口から首・後頭部を支えるもの」です。

最近「肩がこる・首がこる」と、まくらに対する不満を訴える方が増えてきました。調べてみるとまくらのあて方に共通点があることがわかりました。ほとんどの方が首にまくらが当たっておらず、まくらの下の方にちょこんと頭をあてていたのです。今お使いのまくらを正しい位置にずらしただけで、不満が解消された方も多いのです。

まくらと敷きふとんの関係 

枕の高さや硬さの選択は、敷きふとんによって変わってきます。敷きふとんの硬さを考慮に入れて選ぶことが大切です。柔らかいタイプの敷きふとんを使用する人は、頭より胴体の沈み込みの量が多いので、低めの枕をお勧めします。普通・硬いタイプの敷きふとんを使用する人は、頭と胴体の沈み込みの差が少ないので計測数値での枕を使用してください。

良いまくらの4つの条件

高さ

高すぎるまくらでは首に無理な力がかかるため、首筋のコリや肩こりの原因となります。逆に低すぎると、血液が頭に下がり脳を刺激するため、寝付きが悪くなります。「まくらの高さ」とは実際に頭を乗せて沈み込んだときの高さのこと。ですから、敷きふとんとの兼ね合いも合わせて考えなくてはなりません。

硬さ

一般的に柔らかすぎるまくらは、頭部が深く沈んで頭とまくらの接触面が大きくなるため、寝苦しくなってしまいがちです。また、硬すぎるとまくらは接触面が少なく、後頭部だけで支えるために、首筋が安定しません。「まくらの硬さ」は充填する素材によって変わります。

大きさ

ひとは一晩のうちに20回以上も寝返りをうちます。したがって、まくらにはこの動きに十分対応できるだけの幅が必要です。また、肩先までの保温を考えるとある程度の奥行きも必要となるので、横幅60cm奥行き40cm以上のサイズが適当です。

素材

安眠のポイントは「頭寒足熱」。まくらの素材は 1、熱がこもらず 2、汗を吸・放湿させる 3、通気性のよいものが望ましいのです。また、衛生的な 4、洗える素材、へたりが少ない 5、型くずれしにくい素材、というのも重要なポイント。