快眠のすすめ

KAIMIN COLUMN

睡眠不足が熱中症のリスクを高める!?

熱中症と聞くと「猛暑」や「日中の運動」を思い浮かべる人、多いのではないでしょうか。
実は、熱中症のリスクは、日中だけでありません!

そこで、今回は「熱中症と睡眠の関係」について記事を書きました!


■そもそも熱中症とは?

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、
体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態のことを指します。
屋外だけでなく、室内でも発症し、場合によっては死に至ることもある、とても怖い病気です。

近年は、ヒートアイランドや地球温暖化の影響で、年々暑さが厳しくなっています。
6月~9月の期間に熱中症で緊急搬送される人が、2010年以降大きく増加しています!

熱中症対策の必要性が、高まってきています。

■熱中症と睡眠の関係

実は「睡眠不足」も熱中症のリスクを高める要因なんです!

睡眠不足は、翌日の眠気や疲労の増加など日中の活動にも影響し、
普段より1.5時間程度の睡眠時間の短縮でも、翌日の運動時に体温が高く、汗の量も多くなり、
体温調節機能が低下してしまいます。
このように夏の睡眠不足は、熱中症のリスクも高めてしまうのです。

また、日中の熱中症対策を入念に行っている方でも、睡眠中の熱中症対策は怠りがちに。
人は、寝ている間に、夏では約500ml以上、冬でも約200mlの汗をかいています。
また、睡眠中は、「だるさ」や「めまい」といった症状を自覚できないため、重症化するリスクが高まります。
熱中症対策に、睡眠前や起床後には、コップ一杯の水を飲むことをオススメします!

■熱中症対策にはどんなことをすれば良い?

熱中症は死に至るおそれのある病気ですが、適切な予防法を知っていれば、防ぐことが出来ます!
でも、適切な予防法とは何でしょう?

  • ・こまめな水分補給
  • ・炎天下での作業や運動を避ける
    (避けられない場合には、具合が悪くなったら早めに処置をとりましょう!)

このあたりは、すぐに思い浮かぶ人多いのではないでしょうか?この2つももちろんとても重要!ですが、

  • ・エアコンなどを使用して部屋の温度を調整する
    (暑いときは、無理せずエアコンをつけましょう!)
  • ・吸汗・速乾素材や通気性のよいもの、ゆったりした衣服を着用する
  • ・適度な運動やバランスの良い食事といった暑さに備えた体作り

こういったことにも気をつけると、更に予防できますよ!
暑い日は「無理をしないこと」がとても重要ですね。

■寝苦しい夏の夜でも快適に寝る方法

睡眠不足が熱中症のリスクを高めるとわかっていても、
日本の夏は高温多湿で寝苦しく、快眠を得るのは難しいものです。
特に近年は、猛暑になることが多く、夜になってもなかなか気温が下がらず、
寝苦しい一夜を過ごされている方も多いのではないでしょうか。

そこで、日本の熱帯夜で快適に眠るための3つのポイントをお伝えします!

まず、1つ目は「睡眠環境を整える」

夏の寝室環境は、温度が28℃以下、湿度50~60%程度が理想的だといわれています。
まずは、就寝前にクーラーを少し低めの25℃に設定し、日中の熱で温まった熱を逃しましょう
室温28℃以下をキープするために、クーラーをつけたまま眠るのもオススメです。
ただし、直接風があたると、寝冷えの原因になるので注意しましょう!

また、熱帯夜だからといって、冷やし過ぎも体調を崩す原因に。
タオルケットなどの夏用掛け寝具を上手に使って調節しましょう。
汗かきさんには「吸水性に優れたタオルケット」が、
寒がりさんには「体を冷やさず守ってくれるダウンケット」がオススメです。

2つ目は「湿気のこもりにくい寝具選び」

睡眠中の発汗によって上がる湿度を調節し、こもりやすい熱気や湿気を解消するために、
通気性・吸湿性の良い寝具を選ぶことは、睡眠の質を上げることに繋がります!

特に、背中は熱や湿気がこもりやすいため、通気性の良い敷きパッドを選ぶと、
寝苦しさが和らぎます。オススメは「麻」の敷きパッド。

「麻」は天然素材の中で最も涼しい素材で、熱伝導に優れています。
熱伝導率に優れていると、熱が一箇所にとどまらず、素早く放射して湿気の不快感を取り除いてくれます。
また、天然素材なので、お子様と一緒に寝ている方にもオススメですよ。

3つ目は「入浴方法」

寝る前に体温をあげておくと、放熱が進み、寝付きが良くなります。
38℃~40℃くらいの少しぬるめのお湯に浸かって体の芯まで温めると、
体をリラックスさせるスイッチの「副交感神経」が優位になり入眠しやすくなります。

しかし、夏は暑くてシャワーだけで済ませてしまう人も多いのではないでしょうか。
そんなときは、首の後ろ・手首・足首に重点的に1~2分ほどお湯をあてることで、効率よく体温をあげられますよ。

■まとめ

睡眠の質を上げることは、熱中症対策だけでなく、生活習慣病の予防や心身の健康にも繋がります!
一度、自分の睡眠を見直してみるのも良いですね。

快眠で、暑い夏を元気に乗り切りましょう!

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