快眠のすすめ

KAIMIN COLUMN

年中使える!シルク(真綿)ふとんのすすめ

さて、今回は・・・、
「年中使える!シルク(真綿)ふとんのすすめ」について記事を書きました。

以前に、季節の先取り商品として様々な商品を紹介しましたね。日本の気候は夏場、高温多湿です。
掛け寝具と敷き寝具の間には一定の温度・湿度を保つ環境が大切だと言われているなかで、温度と湿度をコントロールしてくれる寝具があるとありがたいですよね。
そこで今回は真綿ふとんについてご紹介したいと思います。


■真綿と綿わたって同じじゃないの?

皆さんは「真綿」と聞くと「綿わた」を思い浮かべるのではないでしょうか?

「真綿」はシルクの原料である蚕の繭をわた状に引きのばしたもので、古くはこれを「わた」と呼んでいました。ところが、のちに「綿わた(コットン)」が登場したため、種類を分けるために「真綿」と呼ぶようになったそうです。

■天然繊維の女王シルク

シルクは天然繊維の女王ともよばれ優れた特性があります。

吸湿性・放湿性に優れているため、ムレにくく、また軽くてしなやかなので、自然に体にフィットします。更に保温性にも優れているため、古くから防寒具としても用いられています。
なんと「魏志倭人伝」にも真綿のことが記載されていたそうで、大変昔から日本でも馴染みのある防寒具だったようです。

■真綿の原料「繭」ができるまで

繭は、蚕が2~3日かけて吐き出す1本の糸(その長さは1,200m以上にもなる)によってつくられます。

繭の中では蚕は蛹となり、蛾になって繭から出てしまうと、穴があいていまい、出殻繭となるため長い生糸は取れません。
そのため蛾になる前に蛹を殺処分し、良質な繭だけを製糸工場に出荷、絹織物の原料となる生糸が作られます。

蛹を殺処分しかたちの良い状態の正繭と2匹以上の蚕が共同で作った玉繭以外は生糸の製造に適さず、また、輸送中に汚れたりした繭は生糸になりませんが、一般的にはそれらが真綿の原料として使用されています。

ただし、当店で取り扱っている「西川製」の真綿ふとんには良質の繭が使われています。

■真綿ふとんの特徴は6つ!

  1. 真綿には綿の1.5倍の吸湿性があると言われ、眠っているときの湿気を吸い取り、また放湿するのでさわやかな使い心地
  2. 幾重にも重ねられた層があるため、繊維間の空気の層による保温効果で寝床内を快い温度に保つ
  3. 一般的な化学繊維をことなり、燃えにくい性質を持つ。また科学繊維のように溶けることもないので、溶解物が体に付着することなく安心
  4. 長繊維なのでほこりが出にくく、また水分率が高めなので合繊繊維と比べて静電気が起こりにくいため、ほこりを寄せ付けにくい性質があるため衛生的
  5. 極細繊維なので、とてもしなやかで、優れたドレープ性(身体への添いやすさ)で肩口などにもなめらかにフィットして外気から守る
  6. 真綿は非常に細かい繊維が重なり合っているもの。それを何層にも重ねることで、ほかの繊維ではマネできないしっとりしたふんわり感がある

■手間ひまかけて作る真綿ふとん

真綿はその製造工程の違いによって大きく、「袋真綿」と「角真綿」に分かれます。

角真綿は生産性が高く一般的な製法で主産地は滋賀県の松原市というとこになります。
一方、袋真綿は福島県伊達市でつくられ、それを手挽きした「入り金真綿」は福島県伊達市の保原町とういうところのみで生産されている貴重な真綿になります。

そんな入り金真綿が出来るまでには熟練の職人の手により大変な手間ひまを掛けています。

まずは最初に蚕からとれた繭を沸かしたお湯の入った鍋に重曹とともに入れ、ぬるま湯で一時間以上ふっくらと煮上げます。

続いて、煮あがった繭を鍋から引き揚げ、よく洗い流し、水気を切り、繭同士がもつれないようにひと粒ずつ分けておきます。

その後、繭を5cmほどに伸ばし、さらに三角形にして裏返し、蛹を取り除いたものを、4~5個重ね、袋状の繭に両手を入れて引き延ばします。さらに、袋に息を吹き込み。形を整え、圧力をかけて水切りします。

あとはしっかり水気をきった真綿を規則的に竿にかけ、室内で陰干しします。そのまま、1~2日間乾燥させ、さらに元のように丁寧に広げます。

最後に職人二人で袋真綿の四隅を掴み、息を合わせて伸ばし、その都度重ね合わせていきます。私自身も手挽きの体験をしましたが、均等に息を合わせて伸ばすのは大変難しかったです。

その手挽きし終わった真綿をきれいに整えて、入り金真綿の出来上がりです。

この手挽き工程は、真綿の製造産地によって異なります。
西川が取り扱っている真綿にも様々なものがあります。

中国の義馬真綿は繭約25個分の帽子真綿と呼ばれるものを職人3~4人で一気に120回~300回挽きます。

一方、滋賀県の近江真綿は繭約10個で300回、よりこだわった特選近江真綿で繭約7個で450回挽きます。

さらに、福島県伊達市保原町の入り金真綿は繭約5個で650回挽きます。
1日、儀馬真綿で8枚~10枚製造できるのに対し、入り金まわたはたった2枚しか製造できません。
手挽き回数が多いほど間の空気層がより細かくできて、保温性に加え風合いもよりふんわりし、心地よい体感を頂けます。

真綿の原料である繭をつくる蚕はいわゆる養蚕農家の方々が育てています。ところが現在では高齢化と後継者不足から養蚕農家は激減しており、深刻な問題となっています。
また、養蚕農家から出荷された繭を真綿にする職人も同様に激減しており、真綿ふとんは現在非常に貴重な商品をなっております。

そんな貴重な真綿ふとんを当店ではお気軽にご体験いただけます。
是非一度、限られた職人の手によってつくられた貴重な真綿ふとんの心地よさの感動を味わってみてください。

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