さて、今回は……
冬の朝、布団から出られないのはなぜ?快眠のカギを握る「深部体温」と寝具選び
についてご紹介します!
寒さが厳しくなる冬。目覚ましが鳴ってもなかなか布団から出られず、「あと5分だけ……」を繰り返してしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、この冬特有の朝のつらさには、私たちの体の中にある「深部体温」が深く関係しています。深部体温とは、脳や内臓など体の中心部の温度のこと。睡眠と目覚めは、この深部体温の変化によって大きく左右されています。
今回は、深部体温と睡眠の関係をわかりやすく解説しながら、冬でも快適に眠り、気持ちよく目覚めるためのポイントをご紹介します。
この記事では、「冬の朝、布団から出られないのはなぜ?快眠のカギを握る『深部体温』と寝具選び」についてご紹介します。
■深部体温と睡眠の関係
私たちの体は、夜になると深部体温がゆるやかに下がり始めます。この体温の低下によって自然な眠気が生まれ、スムーズな入眠につながります。
そして朝になると深部体温が上昇し、体が活動モードへ切り替わることで目覚めやすくなります。
つまり、夜は深部体温が下がり、朝は深部体温が上がるというリズムが、質の良い睡眠と爽やかな目覚めを支えているのです。
しかし冬は外気温が低いため体が冷えやすくなり、この体温リズムが乱れやすくなることがあります。その結果、寝つきが悪くなったり、朝になってもなかなか体が目覚めなかったりすることがあるのです。
■冬の快眠に大切な「寝具の選び方・使い方」
寒い季節は暖かさを重視しがちですが、快眠のためには寝具選びや使い方にも工夫が必要です。
寒い季節は、とにかく暖かくしようと厚手の寝具を重ねたくなります。もちろん冷え対策は大切ですが、実は温めすぎも快眠の妨げになることがあります。
人は眠るとき、手足などから熱を逃がして深部体温を下げています。寝具の保温性が高すぎると放熱が妨げられ、体温調節がうまくできなくなることがあります。
冬の寝具の定番である毛布は、使い方によって暖かさの感じ方が変わります。
一般的には、体・毛布・掛け布団の順に重ねることで体温を効率よく保ちやすいとされています。ただし、寝具の種類や毛布の素材によって適した使い方は異なります。
敷きパッドや敷き布団の素材選びも快眠に直結します。
吸湿・放湿性に優れ蒸れにくいウール、肌触りがやさしく自然な温度調節が期待できる綿(コットン)などがおすすめです。暖かさだけでなく、通気性や吸湿性にも注目して選ぶことが大切です。
■入浴と寝室環境で深部体温のリズムを整える
深部体温のリズムを整えるためには、寝具だけでなく生活習慣や寝室環境も重要です。
- ■ 入浴で深部体温の変化をサポート
就寝の約90分前を目安に、38〜40℃程度のぬるめのお湯に10〜15分程度ゆっくり浸かりましょう。入浴によって一時的に深部体温が上がると、その後の自然な体温低下が起こりやすくなり、スムーズな入眠につながるとされています。寝る直前の熱いお風呂は体が興奮状態になりやすいため、時間と温度を意識しましょう。 - ■ 寝室環境を整える
寝具だけでなく、寝室環境を整えることも快眠には欠かせません。室温16〜20℃、湿度50〜60%程度が快適な睡眠環境の目安とされています。暖房を使う際は室内が乾燥しすぎないよう注意し、加湿器の活用や適度な換気も取り入れてみましょう。
■終わりに
冬の朝に布団から出られない原因のひとつに、深部体温のリズムが関係している場合があります。
快適な睡眠のためには、単純に暖かくするだけではなく、深部体温の自然な変化を妨げないこと、保温と放熱のバランスを意識すること、寝室環境を整えることが大切です。
「朝すっきり起きられない」「寝ているのに疲れが取れない」と感じる方は、一度寝具を見直してみませんか?
ふとんのタカハシでは、お一人おひとりの眠りのお悩みに合わせた寝具選びをお手伝いしています。気になることがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
