快眠のすすめ

KAIMIN COLUMN

寝室の明るさ

寝室の明るさ

寝室の照明の明るさは、「真っ暗だと眠れない」とか「明りがちょっとでもあると眠れない」など人によって好みがあると思います。
では、寝室の照明は、どれくらいの明りが適切だと思いますか?

睡眠中の照明

人間環境・睡眠科学研究所によると、睡眠に影響を与える明るさは、30ルクス以上としています。
30ルクスをこえると、レム睡眠や深いノンレム睡眠が減少しはじめるそうです。

30ルクスがどれくらいの明るさかというと、ロウソクを近くから見ると10ルクス~15ルクス、道路わきにある街灯が50ルクス~100ルクスですので、30ルクスは、ロウソク以上街灯未満というところです。

明りをつけて眠るのは、快眠を遠ざけてしまうことになります。

一般的には精神的な不安感を除くために、眠るときは周囲がかろうじて見える程度の薄明かりが良いと言われています。
具体的には、0・3ルクスの明るさの元であれば、睡眠の深さおよび熟睡感、共に良好な睡眠が得られます。
月明かりがおよそ0・5ルクスから1・0ルクスですから、0・3ルクスというと障子かカーテン越しの月明かり位になります。

中には「真っ暗でもいいんじゃないか」と思われる人もいるかもしれませんが、真っ暗にしてしまうと、心理的な不安感から深い睡眠が取れなくなるので逆効果になりかねません。

睡眠前の照明

眠る時間が近づいてきたら、照明をほのかで明るい間接照明にしたり、電気を一つ消すなどして、明るすぎないようにすると眠気が増してきます。

照明を少し落とすだけでスムーズに眠る準備ができるようになります。

これは、目から入ってくる光の量が減ると、眠りを誘うホルモンといわれるメラトニンが分泌されるようになるからです。

夜寝る前に、人工的に作られた強い光が目から入ると、メラトニンの分泌を邪魔してしまうので、眠りにつきにくくなくなります。

快眠するためには、眠る前や夜遅くに強い光のある場所に行くのは避けましょう。

ワンポイント

入眠前の寝室の照明や、睡眠中の照明に気をつけて快眠を手に入れましょう。

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