快眠のすすめ

KAIMIN COLUMN

古いマットレスを捨てるのはもったいない・・マットレスって重ねて使っていいの?

さて、今回は・・・、
「古いマットレスを捨てるのはもったいない・・。マットレスって重ねて使っていいの?」について記事を書きました。

使い終わったマットレスって、どうされていますか?

新しくマットレスを買い替えたけど・・・。
「古いマットレスもまだ使えるし、高価なイメージだし、なんかもったいない・・」
「新しいマットレスと重ねて使えば、まだまだ使えるのでは?」


と、考えてはいませんか?

今回は、マットレスを重ねて使ってもよいのか?体への影響は?という疑問についてお話していきます。
是非、お役立てください!

■マットレスは重ねて使っても良いの?

マットレスを重ねて使用することは可能ですが、基本的にはおすすめできません。

マットレスのへたり具合によって、寝ている姿勢が崩れてしまい常に猫背で寝ているような状態になってしまったり、腰やお尻周りなどの血流が悪くなり寝起きに体の痛みが発生したりする原因にもなります。

また、マットレス同士の隙間に湿気が溜まり、カビが生えやすくなります。
マットレスだけを敷いた状態でも、床との間に湿気が溜まりやすくなるので、重ねることにより、余計にお手入れの手間を増やしてしまうことになります。

■マットレスを重ねて使う場合の正しいルール

マットレスの状態や種類によっては重ねて使用しても大丈夫な場合もあります。

〇普通のマットレス同士の場合

柔らかい方のマットレスを上に配置してください。
基本的にマットレスは、上層が柔らかく体圧分散するようになっており、下層が硬めで寝姿勢が崩れないようになっています。

そのため、硬いマットレスを上にして、柔らかいマットレスを下にして、敷いてしまうと下のマットレスが潰れてしまい、寝姿勢が安定しません。

正しい姿勢を保つことができないと、腰などの一部に痛みが出たり、疲れが取れないという状態が起こってしまいますので、硬いマットレスは必ず下に重ねるようにしてください。

〇厚みのあるコイルマットレスの上に重ねる場合

厚みのある、スプリングコイルベッドマットレスは、無条件に下に重ねてください。
上がコイルマットレスだと、マットレスが安定しないので睡眠に支障が出てしまいます。

高級で上質なスプリングマットレスには、何も重ねずに1枚で寝ることがおすすめです。重ねて使用をすると、上質な寝心地を阻害してしまう恐れがあります。

長く寝続けて損なわれた寝心地を改善したい場合は、コイルマットレスの上にトッパーとして薄型マットレスを敷くのがおすすめです。

〇マットレストッパーを使用する

マットレストッパーとは、手持ちのマットレスの寝心地を改善したいときに使用する、薄型のマットレスです。

寝姿勢を改善したいときや腰痛が気になる時などに活躍します。
ベッドパッドよりも厚く、効果的に体圧を分散させてくれます。さらに、寝汗などの湿気も吸収し、マットレスの汚れやカビなどを防ぐ役割もあります。

■古いマットレスってどう処分すればいいの?

マットレスの寿命は、マットレスの種類や各メーカーの品質によっても多少の前後はありますが、大まかな目安として、8~10年で買い替えの時期となります。
(低品質のヘタリやすいマットレスは2~3年程度で買い替えが必要な場合もあります)

寿命が過ぎたマットレスを長く使うと寝姿勢への影響や疲れが取れない原因になる可能性もあるので、正しくお別れしましょう。

〇粗大ごみの日に指定の場所に捨てる

マットレスのようにサイズの大きいものは粗大ごみになるのが一般的です。
粗大ごみの処理の方法は自治体によっても違いがあります。

サイズを小さくすれば一般の家庭ごみとして処分してもらうこともできます。
ただし、一般のごみの規定サイズ内になるまでマットレスを解体しなければならず、素材によっては難しい作業となるので、手間も体力も必要です。

〇廃品回収業者に引き取ってもらう

近隣の廃品回収業者に依頼すれば、運搬も含めて処理してもらえます。
業者によって料金に差があるので、複数に見積もりを取り、十分に比較をしたうえで依頼すると安心です。

〇ネットオークションなどに出品する

処分しようと考えているマットレスがまだ十分に使用できる状態の場合には、欲しがっている人を探すのも一つの方法です。取引が成立すれば、出費もなく処分でき、場合によっては収入を得られてお得です。ただし、配送作業等の手間がかかります。

■少しでも長く使うためのメンテナンス

清潔に長くマットレスを使うためには、定期的なお手入れが必要です。
マットレスに起きやすい「湿気」「汚れ」「ヘタリ」問題を予防するために日々のお手入れが重要になります。

〇掛け布団を畳む(毎日)

起床後、掛け布団をかぶせた状態にしておくとマットレスに湿気がこもり、カビやダニなどが発生しやすい環境になります。
そのため、掛け布団を毎日めくり、マットレス内の湿気を発散させてください。
晴れた日は窓を開けて室内の空気を入れ替えると、除湿効果が高まります。

〇シーツなどのお洗濯(週に1~2回)

マットレスにかぶせるシーツや敷パッドは、直接肌に触れるため汚れが蓄積されています。
週に1~2回の頻度で洗濯をし、しっかりと乾かすことが重要です。

特に春夏は汗をかく量も多い為、洗濯の頻度を増やすのがおすすめです。

※シーツをはがす時は、チリやほこりをまき散らさないように丁寧にしてくださいね。

〇壁などにマットレスを立てかける(2~3週間に1回)

マットレスの裏側は空気の流れが滞るので、湿気が溜まりがちです。2~3週間に1回の頻度で、壁などに立てかけ、マットレスの底を空気に触れさせてください。
立てかけるのが難しい場合は、マットレスとベッドフレームの間に厚みのある本などを挟み、片側を浮かせ、そこに扇風機の風をあてると効率よく換気ができます。

また、除湿シートを使用している場合は、除湿効果を持続させるために同じ頻度で、取り出し、天日干しするとよいです。

〇マットレスに掃除機をかける(月に1回)

普段はシーツで覆われているマットレスの表面ですが、ダニの死骸や汚れなどが蓄積されています。シーツを取り外し、月に1回はマットレスの表面に掃除機をかけましょう。

特に、頭の周辺や縫い目の部分には汚れが蓄積しやすいので、念入りに掃除機をかける必要があります。

〇マットレスをローテーションさせる(2~3カ月に1回)

ローテーションとは、マットレスの向きを変えることです。
同じ面ばかりに寝ているとヘタリが早くなります。ローテーションは、ヘタリ防止とともに、マットレスに湿気や汚れがたまるのを防ぐ効果もあり、マットレスを長持ちさせるために重要な手入れのひとつです。

また、シーツの下にベッドパッドを敷いている場合は、同じ頻度で洗濯をし、清潔に保ちましょう。

※マットレスを2枚重ねて使う場合は、特にカビに注意しましょう。
マットレスとマットレスの間に湿気が溜まりやすくカビが発生しやすくなります。
また、2枚になると、お手入れが億劫になってしまいがちです。

 

2枚重ねする時は、湿気を溜めないように、両方のマットレスを定期的に陰干しするようにしましょう。

■まとめ

マットレスを2枚重ねて使用する場合は、重ねるアイテム等、十分に注意してくださいね。
お手入れを小まめにして、清潔で快適な睡眠を取りましょう。

ふとんのタカハシでは、色々な種類のマットレスを体験することができます。
今の寝心地に悩みを抱えている方は、ぜひ店頭で試し寝をして、自分に合うマットレスを見つけてもらえると嬉しいです!

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