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KAIMIN COLUMN

ゴールドラベルの有無で羽毛布団の品質は決まらない

ゴールドラベルの有無で羽毛布団の品質は決まらない

羽毛布団を探していると「ゴールドラベル」という言葉をよく目にします。ゴールドラベルは、羽毛(ダウン)の品質をダウンパワーの値によって4段階(プレミアムゴールド、ロイヤルゴールド、エクセルゴールド、ニューゴールド)にランク付けしたもので、羽毛布団を選ぶときに参考にすることができます。

しかし、すべての羽毛布団にゴールドラベルが付いているわけではありません。

西川、ロマンス小杉、京都金桝といった大手寝具メーカーはゴールドラベルは付いていません。

下記メーカーは、日本羽毛製品協同組合が発行するゴールドラベルが付いていません。

  • 東京西川(西川産業)
  • 西川リビング
  • 京都西川
  • 昭和西川
  • ロマンス小杉
  • 京都金桝

いずれも信頼性のある一流の寝具メーカーで高品質の羽毛布団を製造しています。各社それぞれ独自の厳しい品質基準を設けて製造しているため、ゴールドラベルによるランク付けを行っていません。

これらのメーカーの羽毛布団を選べば、価格に見合った羽毛布団を手に入れることができるといえるでしょう。

羽毛(ダウン)の品質を知るにはどうすればいい?

羽毛(ダウン)の品質は、ゴールドラベルやダウンパワーの表記がない場合は、羽毛(ダウン)の種類、ダウン比率をチェックしましょう。

  • 羽毛の種類は、『マザーグース > グース > ダック』の順で、左にいくほど高品質。
  • ダウン比率は、『98% ~ 50%』で、数値が高いほど高品質。

なお、選別の工程上どうしてもダウンとフェザーの完全な分離は難しく、ダウン比率が100%のものは現在存在していません。また、ダウン比率が50%に満たない布団は、羽毛布団うもうふとんではなく、羽根布団はねふとん
と呼ばれ、保温力が落ち、羽根の芯が感じられます。

東京西川の羽毛掛け布団(西川ダウン)は、グッドデザイン賞を受賞しています。

東京西川(西川産業)の羽毛ふとんは、業界内でも屈指のレベルの高い品質基準で製造しています。羽毛(ダウン)は、質の高い確かなもの。そして、自社工場で徹底した洗浄と選別、検査、衛生加工を行い、良質な羽毛を作り上げています。そんな真摯なものづくりの姿勢を高く評価され、グッドデザイン賞に選ばれました。

これで分かるように、ゴールドラベルの有無は、羽毛(ダウン)の良し悪しを決めているわけではありません。

まとめ

  • 西川などの大手寝具メーカーは、独自の厳しい品質基準を設けているためゴールドラベルが付いていない。
  • 羽毛の品質は、ゴールドラベル以外にも、羽毛の種類やダウン比率でおおまかに知ることができる。
  • ゴールドラベルが付いていない=品質が悪いは間違い。

ゴールドラベルは暖かさの目安にはなりますが、ゴールドラベルが付いてなくても品質の高い羽毛布団はたくさんあります。ゴールドラベルだけに囚われすぎないよう注意が必要です。そして、信頼のおけるメーカーで羽毛布団を選ぶというのも一つの手だと考えておきましょう。

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