快眠のすすめ

KAIMIN COLUMN

「枕は必要?抱き枕の効果は?」…枕への疑問解説します!

さて、今回は・・・、
枕は必要?抱き枕の効果は?
枕への疑問解説します!

寝るときに枕は使用した方が良いのでしょうか?


結論から言うと、枕を使えないくらい大きな頭の怪我や、病気でない限りは、『枕を使う方が良い』です。

■ 枕を使う方がいい理由

私たち人間は、言葉を使い、複雑な道具を使いこなし、色々な事を考えます。

そのため、大脳が発達していて、首から上、つまり頭の重さが全体重のおよそ8%をしめています。

体重が50キロだとすると頭の重さは4キロぐらいになる計算です。頭は結構、重たいのです。

この頭を支えるのが背骨です。

背骨は、頚椎(けいつい)、胸椎(きょうつい)、腰椎(ようつい)と分かれているのですが、頭に一番近いのが頚椎です。

人間の頚椎は前に15度傾いていて、重い頭を支えています。

枕の役割は、頭を乗せるというよりも、一日中頭を支えている首を休ませてあげるということです。

壁に背中とお尻をぴったりと付けて立ってみてください。

壁に隙間が出来て、頭がゴンとは当たらないはずです。

この隙間を埋めるのが、『枕』です。

眠るときも立ったままの状態のようにして眠るのが、一番自然な状態ですから、
隙間を埋める枕が必要になるのです。

枕をしないと、仰向け寝だと頭が後ろに反り、横寝だと首が傾いてしまいます。

枕をしなくても平気な人もいると思いますが、こういった方は、首の皮や筋肉に柔軟性がある方だと思います。

年齢が若ければ枕の必要性を感じないかも知れませんが、椎間板(ついかんばん)を すり減らすことになるので、早ければ40代くらいから痛みを感じるようになるかもしれません。

個人差があるので、必ずそうなるとは言い切れませんが、痛みを感じてからでは遅いので、やはり枕はした方が良いでしょう。

〇 枕は美容にもいい?

「美容のために枕はしないほうがいい」という話を聞いた事があるかもしれませんが、実はまったく逆なのです。

枕をしない場合、頭が心臓より低くなります。

そうすると血行が悪くなり朝の顔のむくみにつながる場合もあるのです。

「首にしわが出来るから枕は使わない」と言う人もいますが、首の為には、枕を使う方が良いです。

先に述べたように、理想的な寝姿勢は、自然に立っている姿勢のまま横になることです。

立っている時にシワはできませんので、その姿勢で寝ることができれば理想的です。

 

 

 

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■ 抱き枕について

皆さん、抱き枕を使ったことはありますか?抱き枕にはどういう快眠効果があるのか気になりませんか?

今回、抱き枕の歴史~快眠効果まで解説したいと思います!

〇 抱き枕の歴史

抱き枕の一種と考えられている枕が最初に使われたのは、中国と言われています。

時期については紀元前という説や、唐の時代という説もありますが、少なくとも、今から1100年以上前から使われていたのは間違いないようです。

この頃の抱き枕は、素材も形も、今のものとは違っていました。

抱き枕の始まりとして考えられているのは「竹夫人(ちくふじん)」や「抱き籠(だきかご)」「添寝籠(そいねかご)」と呼ばれる竹や籐で編んだ少し大きめの筒型をした細長いかごでした。

「竹夫人」を使うと、眠っている時に竹や籐の隙間を風が通ります。

暑い季節に布団が必要以上に密着して暑くならないよう、「竹夫人」などを抱いて眠ることで清涼感を出していたようです。

昔の人が、涼しく眠るために考えついたものだったのでしょう。

最初の抱き枕は、清涼感を得るという目的で使われていましたが、抱き枕には快眠に役立つ効果が他にもいろいろあることが分かっています。

〇 抱き枕の快眠効果

①安心感が得られる

私たちは、生まれる前にお母さんのお腹の中で過ごしますが、その時の姿勢を胎児姿勢と言います。

何かを抱きかかえているかのように丸くなった姿勢です。

抱き枕を使うと、この胎児姿勢を自然に保つことができるので、無意識のうちに母親のお腹の中にいた時のような「守られている安心感」を感じてぐっすり眠れるようになるのです。

② 寝返りをサポートしてくれる

人は1日のうちに20回から30回の寝返りをします。これは、同じ姿勢で寝続けると、体圧が一部に集中し血行の妨げになるので、無意識のうちに身体を動かしているのです。

抱き枕を使用すると、無意識のうちに腕をかけ替えたり、足を乗せたり、はさんだりして、寝返りにもさまざまなバリエーションが増えるので、より快適な姿勢を見つけられるようになります。

この抱き枕ですが、横向きになって眠る人に支持されることが多いようです。

なぜかというと、横向きで眠る人は肩や腰の部分に体重が集中するので、この部分の負担が大きくなります。

こういう時に抱き枕を使うと、体圧を抱き枕に分散させることができるので、横向き寝が楽になるのです。

 

 

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■ 番外編!枕の歴史

抱き枕の歴史については解説しましたが、枕の歴史も気になりませんか?

せっかくですので、枕の歴史についてもひも解いてみたいと思います。

枕の歴史は数百万年前まで遡る、という説があるほど古いと言われています。

なぜ、そう言われているかというと、1924年に南アフリカでアウストラロピテクスの化石が発見された際、化石の頭蓋骨の下に石が敷かれていたからです。

これが、祭司的な意味で置かれたのか、実際の枕として使われたのかは分かりませんが、最も古い枕の痕跡だと言われています。

では、今のような枕がいつ頃から広まったのかというと、11世紀末に始まった十字軍の遠征からだと言われています。

遠征先のイスラム文化圏でクッションとして使われていたものが、十字軍によってヨーロッパに伝えられ、ヨーロッパの気候にあう素材(羽毛など)を使って枕が作られるようになりました。

また、中国には「陶枕(とうちん)」と呼ばれる陶器で作られた枕があります。

7世紀頃、唐の時代に作られ始めた枕で、美術的に価値があるものも多くあります。

中が空洞になっていて、空気の流れが良く、ひんやりとしているのが特徴です。

日本にも鎌倉時代に伝わり、上流社会の人々の間で、夏用の枕として使われたと言われています。

日本の枕も、時代と共に変化してきました。

江戸時代頃までは、木の枕が主流でした。

この頃の枕は、結った髪の毛を守る為に、頭ではなく首に当てるものとして使われており、眠りやすさを考えたものではありませんでした。

髪型に合わせて、箱枕やばち型枕など様々なものがありました。

明治時代に入ると、円筒形の布にそば殻や籾殻を入れて、両端を縫い合わせた「くくり枕」という枕が登場しました。

この頃は、枕を手作りすることが当たり前でした。

また、こちらが現代の枕の原型となっています。

■まとめ

今回は枕や抱き枕について解説しました。

枕や抱き枕を使用することで快眠効果がございますので、ぜひご活用ください。

また、普段何気なく使用している寝具にも歴史があります。

その歴史を感じながらお休みになってみるのもいいかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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