快眠のすすめ

KAIMIN COLUMN

ベストな睡眠時間とは?

■理想的な睡眠時間はどれくらい?

8時間睡眠神話とでも言えるかのように、昔は8時間といわれていましたが、最近は人それぞれ必要な睡眠時間は違うというのが一般的です。ただ、平均睡眠時間というのは8時間に近いです。

平成28年に総務省が行った社会生活基本調査によると、私たち日本人の平均睡眠時間は7時間40分でした。
平均ですので、当然この時間より多い人、少ない人がいます。

5時間未満の睡眠で大丈夫なショートスリーパーの人や、10時間くらい必要なロングスリーパーの人もいるので、一概にどれくらいが理想的な睡眠時間かというのは、やはり人によって違います。

■自分にとってベストな睡眠時間とは?

その答えは、「睡眠日誌」をつけることでわかります。

睡眠日誌とは、自分の眠りを正確に記録する為の睡眠記録です。以下の3つのことを記録します。

 

① ふとんやベッドに入った時間。

②起きた時間。
途中で目が覚めて、ふたたび眠った場合は、その時間も書いてください。

③起きた時の脳の状態
例えば、起きた時に頭が重かったか、スッキリしていたか、普通だったかということです。

 

③については『重い』『普通』『すっきり』の3つで評価すると、自分の睡眠をより詳しく理解できるようになります。2週間くらい付けてみると、自分の睡眠を見直すことができるはずです。日誌を振り返り、頭の状態が『普通』だった日をピックアップして、平均睡眠時間を出してみると、自分にはどれくらいの睡眠が最低限必要なのかということが分かります。

同じようにして「すっきり」という状態だったときの睡眠時間を平均すると理想の睡眠時間も分かります。

ただ、自分の理想の睡眠時間が分かっても、どうしてもその睡眠時間が取れない事もあると思います。そんな時でも、できるだけ理想の睡眠時間マイナス90分の睡眠時間は確保することを心がけましょう。

なぜならば、睡眠が短くなってしまうと脳にストレスホルモンが溜まってしまい、記憶をつかさどる海馬という部分がダメージを受けてしまうのです。海馬がダメージを受けると、記憶力の低下につながります。

受験生のみなさんは特に、自分の理想の睡眠時間を知ることで生活を見直し、記憶力を落とさないように変えてもらいたいですね。
もちろん、それ以外の方も理想の睡眠時間マイナス90分を守るために、睡眠日誌を付けることをお勧めします。

■ワンポイント

皆さんも理想の睡眠時間を知って、快眠に役立てましょう!

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