社長日誌

DIARY

帰国

 昨日、フィリピンから帰国しました。
 セブ島という世界有数のリゾート地に行ったにもかかわらず、一度も海に入らない、砂浜さえも歩かないという旅でしたが、本当に考えさせられることの多い旅でした。
 街中で行ったマッサージは1時間あたり225円と激安ですが、これは人件費の安い証拠です。
 通訳に聞くと単純労働者の給料は月に1万円ほどとのこと。
 工場で賃金を聞くと、政府が決めた最低賃金が1日800円(なんと時給100円)なのですが、守っている会社は少なく、外資系企業などがこの賃金を払い、最低賃金のはずが最高賃金になっているようです。
 しかし、街中では、高級車も見かけるし、ショッピングセンターでは綺麗な服を着てショッピングしている人も多く、非常に貧富の格差を感じます。
 元々、1960年頃、フィリピンは東南アジアで一番豊かな国だったはずなのですが、この数十年、全く発展していないように思います。
 やはり、政治のリーダーシップの重要性を感じざるを得ませんね。