社長日誌

DIARY

すべてがFになる

 この作品は先日読んだ「スカイクロラ」を書いた森博嗣氏のデビュー作です。
 スカイクロラが面白かったため読んでみました。
 この作品は純然たる推理小説なのですが、SFであるスカイクロラ同様、哲学的で現実と虚構の垣根の曖昧さを非常に意識させられる台詞や理解しがたい台詞が、あちらこちらに見受けられます。
 「先生、現実って何でしょう?」
 「現実とは何か、と考える瞬間にだけ、人間の思考に表れる幻想だ」

 「そもそも生きている方が異常なのです。死んでいることが本来で生きているというのは、そうですね・・・、機会が故障しているような状態。生命なんてバグですものね」

 結局最後まで読んでも、私には完全に理解することは不可能ですが、なんとなく解った気になれるところが面白さなのでしょうか。