社長日誌

DIARY

バギオ基金

 昨日のロータリークラブでは、「一般財団法人 比国育英会 バギオ基金」名誉会長の前川昭一氏の講演がありました。
 バギオ基金については以前も聞いたことがあるのですが、その取り組みについてお話しを直接聞くことができました。
 第二次世界大戦で、フィリピンでは約50万人の日本人がお亡くなりになったとのことですが、最も激戦になったのが、このバギオなのです。
 バギオでは、多くの日本人が戦死する一方、日本軍に協力していた在フィリピン日系人達にも大きな被害が出た上、戦後、日本軍が引き上げた後も迫害が続き、日系人達は迫害から逃れるため、山中に隠れ住んだということです。
 この人達を戦後30年近くたった1972年からシスター・テレジア海野が一人一人説得して、街の暮らしへと救出したのですが、長年、山中で暮らしていたため学校教育を受けていないため就職することも困難で、貧困から抜け出せないというジレンマがありました。
 この人たちに教育機会を提供するためにロータリークラブで創設されたのが、バギオ基金で、これまで3,000人以上に奨学金を提供しております。
 私が所属している鳴門ロータリークラブも60周年を期にバギオ基金に加わり活動するということなので、今後が楽しみですね。(^^)