社長日誌

DIARY

あれから20年

 今日は震災から20年ですね。
 20年前の今日は大阪への出張でした。
 当時は明石大橋が開通しておりませんでしたので、高速船に乗るためマリンピアへむかう途中、橋の上で突風にハンドルをとられたかと感じたのが地震でした。
 港に着くと、テレビで地震速報が流れていたのですが、その時はたいしたことがないということで、予定通り船は出発したのです。
 しかし、途中で連絡橋が不通になり関空が孤立していることや神戸港の岸壁が落ちているとの情報が入ってきました。
 天保山埠頭に着くと、普段と変わらない様子でしたが、コンクリの地面にできた水たまりの写真をカメラマンが撮っていました。
 今考えると液状化現象を撮影していたのでしょう。

 地下鉄がとまっていて、いつ復旧するかわからない中、たまたまつかまったタクシーで取引先へとむかいました。
 商談をすませ、船は普段通り動いていたので帰宅しましたが、帰宅してから初めて、この地震による被害が大きかったことを知りました。

 あれから20年
 考えてみれば日本も私自身も大きく変わりましたが、震災の記憶を風化させることなく思い返すことの重要性を感じながら黙祷いたしました。