社長日誌

DIARY

格差社会?

 格差社会、特に所得格差が最近よくマスコミなどで取り上げられます。
 しかし、先日、経営コンサルタントの先生に聞いたところ東京での世帯(高齢者世帯を含む2人以上で構成される世帯)年収500万円以下の世帯構成比が51%に達したということです。
 では高額所得層も激増したかというと年収1,000万円以上~2,000万円未満の世帯構成率は13%→10%に3%減っているし、最高所得者層も増えてはいるものの小数点の極微増だということです。
 要は格差社会になってきているのではなく全体的な年収が下がっているのだと聞かされたのです。
 私にしてみれば徳島の景気状況はあまり良いという実感はありませんが、政府や日銀の発表によると全国的には良いのだろうぐらいに思っていましたが、この話を聞くとどうも違うようです。
 また、今日のヤフートピックスを見ると平成18年国民生活基礎調査の概要が発表されていたので見てみると平成8年からの10年間で全世帯の平均所得が661.2万円→563.8万円で約15%も減少しておりますし、平成16年から17年にかけても2.9%減っております。
 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa06/index.html
 私のイメージでの所得格差は低所得者が増加する一方、高額所得者もどんどん増えて格差社会になっているのかと思いましたが、この格差社会はどうやら一方的に低所得者層が増えているだけのようです。
 こんなことで良いのでしょうか?