社長日誌

DIARY

方言

 今日は芝原富士夫氏の「阿波方言の語源辞典」を読みました。
 徳島の方言を集めて挿絵と共に1語1ページに綴った本です。
 この本によると徳島の方言は昔、国の中央(京都周辺)で使われていて後に中央では使われなくなった言葉が残ったものが多いとなっております。
 例を挙げていきますと
 「アヅル」→難問題に直面したりして焦っている状態。(私は方言との意識はありませんでした。)和泉式部集や為忠前百首に記述あり
 「イガル」→怒鳴ること。浄瑠璃忠臣蔵や女護島に記述あり
 「セコイ」→苦しいの意(私は徳島の代表的な方言だと思います。)和泉式部集に記述あり
 他にもたくさん載っていましたがそういえば以前聞いたことがあるという言葉から全く聞いたこと無いという言葉までたくさんありこのような方言もだんだん忘れ去られていくんだなあという感慨を持ちました。

 私が当たり前に使っている方言も新卒で入社してくるような社員には判らなくなってきているのでしょうかね。