社長日誌

DIARY

ハツユキダカラ

 本日はお休みなのに朝からぐずついた天気でしたが、ちょうど干潮と重なる時間に少し晴れ間が見えたので、次男と近くの小松海岸へビーチコーミングに行きました。
 30分ほど、貝を拾いながら砂浜を散歩するのは本当に気分転換になり、心身共にリフレッシュします。
 おまけに本日はタカラガイを見つけることができて本当にラッキーです。
 帰ってフェイスブックに写真をアップすると、ビーチコーミングの先生に「ハツユキダカラ」というタカラガイだと教えていただきました。
 次男の宝物がまた一つ増えたようです。(^^)

面接

 昨日から引き続き、本日も2012年度新卒学生さんの面接をしていきました。
 毎回、思うことですが、受験に来ていただいた生徒さん全員を採用したいのですが、当社の能力がそれに追いつきませんので、涙をのんで採否を決めていかなければなりません。
 いつの日か受験しに来た人を全て受け入れられるような会社になればいいのになあと心から思います。

彼らが日本を滅ぼす

 著者の佐々淳行氏は元々警察官僚で、初代内閣安全保障室長を務めた方で、危機管理のプロであり、西川産業社長の御尊父でもあります。
 氏は徳島県出身である後藤田正晴氏と交流が深く「我が上司 後藤田正晴」という本をお書きになっていたので、以前にも著書を読んだことがありました。
 本書は東京西川チェーンの総会に参加した際にいただいたのですが、この本をいただいた翌日に私は東京で被災し、避難したホテルのロビーでこの本を読みました。
 しかし、明治以降、日本で大震災がおきるのはなぜ、毎回、政権基盤が弱い総理の時なんだろうかと思います。
 関東大震災の時は内紛で瓦解した高橋内閣の後を受けが、加藤友三郎が総理大臣だったのですが、震災の8日前に急逝しており、総理不在時におこっております。
 阪神淡路大震災の時は村山富市政権で、当時米軍嫌いの村山首相が米軍からの救援要請を断ったことが被害の拡大につながったとも言われております。
 今回の震災の初動の遅れについては、今後、明らかになってくると思いますが、言われていることが本当であれば残念でなりません。
 日本が滅びないように、我々一人一人が役割を果たしていくときが今なんだとつくづく感じます。

熱い心

 先日、中小企業家同友会で1,000枚の毛布を被災地に送ることができた日に、実は徳島県庁を通じても更に1,000枚の毛布が被災地に届いておりました。
 この毛布も緊急で物資輸送が決まりました。
 防災センターまで持ち込み事が条件で、時間もなく、無理かと思いましたが、寒い夜を過ごしている被災者の方に1日でも早くお届けしたかったので、社員に頼んだところ気持ちよく残業してくれたのと、県の職員の方が夜中まで受け入れのために残ってくれたため間に合い、第1便のトラックに乗せることができたのです。

 私が電話で「これから搬入すると何時までかかるか判りませんがいいですか?」と聞くと、県の職員さんは「構いません、私が開けておきますので、何時まででも結構です。」と言ってくれました。
 きっと部署が違うにもかかわらず、かけあって、自分が残ることで了解を得たのだと思います。
 電話口からも熱い気持ちが伝わってきました。
 理由があってしばらくこの事は日記に書けませんでしたが、もう良いだろうと思います。
 みんなの熱い心が被災されている方々に少しでも届けばと祈るばかりです。

原因と結果の法則

 友人のブログで読んだ本にあがっておりましたので、ジェームズ・アレン氏の「原因と結果の法則」という本を読みました。
 100年以上前の1902年に書かれた本で、全ての自己啓発本は、この本からのぱくりだという人もいるほどのようです。
 100年以上前にこんな本が書かれていたこと自体は非常に驚きですが、最近書かれている自己啓発本(特に日本の作家が書いたもの)を読み慣れているという意味では、ちょっと物足りなさも感じます。
 自己啓発本のルーツを自分で探りたい方にはお勧めといったところでしょうか。

義援金

 店長合宿2日目の冒頭で、義援金を募りました。
 全員が快く応じてくれました。
 また、各部署でも義援金を募ることになったので、少しでも多くの善意が集まると良いなと思います。

支援物資

 本日から緊急で支援物資が動き始めました。
 当社は毎年、恒例の店長合宿を神山温泉で開いていたところですが、あちらこちらから電話がかかってきて、会議中にかかわらず緊急なので、即対応していきました。
 支援物資が一刻も早く、被災現場に届くよう祈っております。

緊急理事会

 本日は徳島県中小企業家同友会の緊急理事会が招集されたので、参加してきました。
 東北・関東大震災への具体的な対応を協議するためです。
 中小企業家同友会では新潟同友会が受け皿となって、新潟→山形→宮城ルートを構築しつつあり、徳島同友会ではこのルートを使わせていただき、毛布1,000枚を支援することで一致しました。
 まだまだファーストアクションではありますが、これから息の長い支援をしていきたいと考えております。

我々に何ができるのか(情報の取捨選択)

 震災関連で多くの情報が飛び交っております。
 正直言ってどの情報が正しいのかよく分かりません。
 多くは善意だとはおもうのですが、チェーンメールがまわってしまい、本当に必要な情報が埋もれてしまっている感さえあります。
 特に難しいのが義援物資の関連です。
 色々な情報が出回っているようなので、各県のホームページからまとめてみました。

 青森県
 義援金→赤十字経由で 個人からの救援物資→受け付けていない

 岩手県
 個人からの物資→受け付けていない 企業からの物資→岩手県まで輸送できることを前提に大口のみ受け入れ

 宮城県
 事前に連絡して受け入れることを要請したもののみ受け入れ
 自衛隊の受け入れ要請というチェーンメールは事実でない。

 福島県 
 個人からの物資→辞退 企業からの物資→大口で一定の数量と仕様が揃うもののみ受け入れ

 徳島県(地元)
 支援物資の受け付けは現在していない。
 受け付けているという誤ったメールが出回っているようだが事実でない。
 
 また、通行規制された高速道路を通行するには「緊急通行車両確認標章」が必要とのことです。

 当社は現在、業界団体を通じて支援物資を送ることができないかを交渉中です。
 既に毛布3万枚を今朝までに出荷したことは確認済み。

 明日は、地元中小企業家同友会の有志が対策を話し合うために集まる予定です。

みんなで少しずつでもできることを

 本日は6:00にホテルを出発し、空港へ向かいました。
 飛行機が飛ぶかどうかも怪しいし、地下鉄もどの地下鉄のどの区間が動いているかもわかりません。
 また、タクシーを捕まえようと思いましたが、回送や予約ばかりでまったく捕まりません。
 仕方がないので、動いている地下鉄を確認しながら、なんとか空港までたどり着くと、そこでは大勢の方が、夜を明かしたり、長蛇の列を作ったりしておりました。
 私は前夜に当社のスタッフがチケットの予約をしてくれており、機械で購入できましたので、比較的スムーズにいきました。
 飛行機も少しの遅延で飛びましたが、満席との表示に対して半分も乗っておりませんでしたので、多くの方が空港までたどり着けなかったのだと思います。
 帰ってから準備して、社員の結婚式に遅れて参加しましたが、なんとか祝辞を述べさせていただくことができました。
 結婚式から帰宅して、さすがに昨日はあまり寝ていないので、少し仮眠をとってから関東や東北の知り合いに連絡をとりって安否を確認しましたが、程度の差はあれ被害はかなり広範囲にわたっているようです。
 こんな時は自分に何ができるかということと、そのタイミングがいつなのかが一番大切だと思います。
 タイミングを誤らずに行動をおこさねばなりません。