社長日誌

DIARY

ダウン・ツ・ヘブン

 本に興味のない方は面白くないかも知れませんが、本日も本の話です。
 この作品も森博嗣氏の作品で「スカイ・クロラ」「ナ・バ・テア」に続く話です。
 この作品中の空戦シーンは特に秀逸で私の知る限りでは抜群です。
 飛行機の専門用語は解りませんがそれでも、軽快な文章運びに思わず興奮してしまいます。
 また、作品中を通して1人称で語られる「僕」の単純にただ命をかけて飛ぶことのためだけに生きるピュアな魂と心の闇の中に一瞬だけ煌めく光に魅了されて、非常に思い入れてしまいます。
 次巻「フラッタ・リンツ・ライフ」も今から楽しみです。

 何だか今日は表現の一部がキザになってしまいました。

ナ・バ・テア

 先日書いた「スカイクロラ」の続編です。
 スカイクロラの主人公である「カンナミ・ユーヒチ」の上司である「草薙水素」の過去にスポットを当てた作品です。
 当初は「僕」という一人称でのみ語られ、それが誰か解らないところから始まり、スカイクロラではった伏線(謎)の一部を解き明かしていく手法はSFとはいえミステリ(推理小説)に似たものを感じさせられます。
 まだまだスカイクロラの中ではられた伏線(謎)が多くありますが、今後の作品で順次解き明かされていくのが楽しみです。

すべてがFになる

 この作品は先日読んだ「スカイクロラ」を書いた森博嗣氏のデビュー作です。
 スカイクロラが面白かったため読んでみました。
 この作品は純然たる推理小説なのですが、SFであるスカイクロラ同様、哲学的で現実と虚構の垣根の曖昧さを非常に意識させられる台詞や理解しがたい台詞が、あちらこちらに見受けられます。
 「先生、現実って何でしょう?」
 「現実とは何か、と考える瞬間にだけ、人間の思考に表れる幻想だ」

 「そもそも生きている方が異常なのです。死んでいることが本来で生きているというのは、そうですね・・・、機会が故障しているような状態。生命なんてバグですものね」

 結局最後まで読んでも、私には完全に理解することは不可能ですが、なんとなく解った気になれるところが面白さなのでしょうか。

露天風呂

 本日は出張で山梨県に宿泊しております。
 本日の宿泊は「健康ランド&ホテル スターランド」という所で名前の通り健康ランド(温泉ではない)とビジネスホテルが一緒になった施設です。
 施設はかなり老朽化しておりますが、ゆっくりお風呂にはいれるから、「まあいいか」と思っておりました。
 しかし、お風呂に行って一番楽しみにしていた露天風呂に行こうとすると、露天風呂への出口に「重油の値上がりのため露天風呂を中止しております」と書いてあります。
 私は呆然となり張り紙の前で少しの間、立ちつくしてしまいました。(当然裸で)
 ガソリンの値上げ以外で原油高の影響をここまではっきり体感できたのはこれが初めてです。
 いくら原油高でもそこまで節約するのはいかがなものかと思いますね。(>_<)

筋肉痛

 本日は川内店の模様替えでした。
 今回の移動はかなり大規模でしたので、運営部や商品管理部からも応援を出して総勢30名近くでの大移動でした。
 かなりハードな一日でしたので、終わる頃には多くの人が虚ろ眼になっているほどです。
 私も参加したのですが、指示だけで重い什器を運ぶわけではないのにも関わらず終わってみると体中が筋肉痛になっております。
 この筋肉痛ですが、歳をとってくると翌日ではなく翌々日くらいに出るとよく言いますが、当日筋肉痛がでる私は若いのでしょうかね。(^^)

スカイクロラ

 この作品は工学博士で作家でもある森博嗣氏のSF(サイエンス・フィクション)です。
 当初は「エリア88」とイメージがかぶり、つまらない作品だなと思っておりましたが、読み進んでいくうちにこれは、なかなかすごい作品だぞと感じるようになりました。
 読後、いつものようにインターネットで調べてみると押井守監督による映画化が決定していることを知りました。
 正直言って、この作品を読んでいる途中にも押井守氏の作風と非常に似通ったものを感じました。
 特にメインキャラクターの一人である「草薙水素」というキャラクターの名前が、押井守氏の代表作「甲殻機動隊」の主人公「草薙素子」とかなり相似しているのは言うまでもありません。(注1:名前だけではない。注2:士郎正宗氏の原作ではなく押井氏作の草薙素子)
 偶然の相似なのか、それとも森氏が押井氏に影響を受けて作った作品なのかは判りませんが、多分作品と監督の相性は抜群と見受けられますのでこの映画には期待大です。
 本日の日誌はマニアックになってしまいました。(^_^;)

焼きバナナ2

 本日は昨日とは別のスーパーに行くと、モンキーバナナを販売しておりました。
 これを見て、昨日はバナナの種類のセレクションが悪かったかも知れないと思い、モンキーバナナをついつい買ってしまいました。
 帰って早速、七輪くんで焼きバナナをしてみましたが、やはりはずれでした。
 いったいあのバナナの炉端焼きは美味しいのでしょうか?
 美味しいなら、バナナの種類が原因なのでしょうか?それとも焼き加減?
 謎は深まるばかりです。

焼きバナナ

 昨日、家内と子供達は家内の実家に行ったので本日の休日は一人です。
 朝から本を読んだり、インターネットをいじったりと気ままにしております。
 お昼からは近所のスーパーに買い出しに行きました。
 スーパーでは牛乳やパンに加えてバナナを買いました。
 先日、台湾の露天で焼きながら売っていた焼きバナナが非常に美味しそうで印象に残っていたからです。(お腹をこわしてはいけませんので、海外では露天での買い食いはしないことに決めているので、余計に印象に残ったのかとも思います。)
 恒例の七輪くんを出してきて、切ったバナナを並べて時間をかけ転がしながらじっくり焼きます。
 焼き上がって食べてみると、香りは非常に良かったのですが、思った程は美味しくありませんでした。
 あの露天で売っていたバナナもこんなもんだったのでしょうか?
 それともやっぱり日本では、地元台湾の味はでないのでしょうかのね。残念(-_-)

黒い家

 この本は以前から持っていましたが、題名や装丁が暗い感じだったので、読まずに長期間そのままになっておりました。
 しかし、読み始めてみると非常にテンポ良く読める&恐いので早く先に進みたいという理由で、比較的短時間で読んでしまいました。
 読後、インターネットでいつものように調べてみると、やはり私が知らないだけで、過去に大竹しのぶが出演して映画化されておりました。(しかも、ちょうど今も韓国でリメイクされた作品が公開されている所らしく、自分が世の中に疎いのには全く呆れてしまいます。)
 この大竹しのぶが演じた「菰田幸子」ですが、恐い物見たさもあり一度見たいような気もします。
 しかし、菰田という姓は四国だと四国中央市の辺りに固まっている姓で私の知人にもいるのですが、珍しい名前の分きっと気分を害しますので、菰田さんは見ない方が良いですね。

抜討ち半九郎

 池波正太郎氏の短編集です。
 表題の「抜討ち半九郎」他6編が収録されています。
 詳しく分かりませんが、この短編集はお亡くなりになる前数年の1980年代に書かれた作品と1960年代に書かれた作品の混成のようです。
 しかし、書いた時期の違いを感じさせる事がなく、池波氏の筆力がかなり早い時期から成熟していたことが感じられます。
 氏が亡くなって今年で18年、ご存命なら85歳ですが、もし今、生きていたならばどんな作品をお書きになっていたのかと考えると、今更ながら早逝されたのが残念でなりません。