社長日誌

増見(株)倒産
最近、倒産についての日記を書くことが多いのですが、また倒産です。
増見株式会社は私が当社に入って一番最初に出張に行き、商談をしたインテリアの卸問屋です。
当時の担当者は父親と同じ年で最初から2回連続で値切ると怒られたのを今でも憶えております。
当時はジャスコ(現在のイオン)を中心に商いをされており、当社はその後、お付き合いを止めましたが順調に頑張っているものと思っていたのに本日になって初めて破産申請の準備に入ったのを知りました。
負債は10億ということですが、メーカーへの債権が多くないことを祈るのみです。
東坡肉
東坡肉(トンポーロウ)とは杭州名物の皮付き豚の角煮です。
宋代の詩人であり、書家としても有名な蘇東坡ゆかりの料理としても有名です。
今回の旅では朝食以外は全て中華料理でしかもこの東坡肉が4回も出てきました。
別に東坡肉が嫌いなわけではないのですが、食べたことがある方は分かると思いますが、いかにもカロリーが高そうで毎日食べるような料理ではありません。
毎日中華でしかも東坡肉が毎食のように出てきて辟易としていましたが、今日は日本に帰るのでやっと解放されるという思いでした。
同行者が機内食はやっと和食だねと言ったので私も期待していたのですが、なんとJALの関空-杭州線就航5周年記念で、杭州名物料理の東坡肉が特別料理として出てきました。
高級料理も本当にこれだけ出てくればうんざりしますね。(>_<)
婦人節
中国では世界婦人デーにならって、明日の3月8日は婦人節で女性は仕事が休みになったり、会社から旅行に行く費用が補助されたりするそうです。
本日、我々は観光に行くということで、杭州市から車で1時間半のところにある桐郷市の烏鎮にいきました。
烏鎮はこの地方の昔のくらしがそのまま残る水郷都市を観光地化したもので近年、多くの観光客を集めているようです。
私は静かでひなびた町並みを想像していましたが、町並みはともかくまともに歩けないほどの混雑振り(しかも婦人節前日のせいか8割くらい女性か?)に目を回して今いました。
なんか往復3時間以上もかけて行った割には、人ごみを見に行っただけのような感じになり早々と帰ってきてしまいました。
紹興
本日は紹興に来ております
紹興は皆さんもご存知のとおり紹興酒で有名な地方ですが、春秋戦国時代の諺に出てくる呉越同舟の越国の首都があった非常に歴史のある街です。
また、魯迅、王義之、周恩来等多くの著名人を輩出した街としても知られております。
せっかく紹興に来たという事で同行の皆さんはたくさん紹興酒を買ったり飲んだりして紹興酒に目覚めた方もいたようですが、私は元々紹興酒はあまり好きなほうでないため、年数によって違いがあるのはわかるのですが、どれもあまり美味しいとは感じませんでした。
一番美味しかったのは、あてに出てきたピーナッツというのではちょっと情けないですよね。
義烏
本日は中国浙江省の義烏(イウ)に来ております。
義烏は杭州空港から車で南に1時間半、大規模な雑貨の卸市場が多く立地する中国東部最大の卸の町です。
百円ショップの中国製商品の多くがこの町を通って日本にも来ているといわれており、日本からだけではなく中東やヨーロッパからも多くのバイヤーが訪れております。
今回、我々はこの卸市場を見学することを目的としてこの義烏を訪れました。
市場の中には小さな店は1坪程度から大きいもので6坪くらいの店が数え切れないほど並んでおり、それぞれが絞り込んだ品揃えで競っております。
試しに少し買ってみましたが、確かに各国から仕入れに来るだけのことはありそうです。
しかし、あまりにも店が多すぎて余程しっかりしていないと次回同じ店にたどり着けるかが心配なほどに多くの店が軒を並べております。
なんか歩くだけで疲れてしまいました。
チャラリ~ 鼻から???
昔、嘉門達夫氏の歌で「鼻から牛乳」という歌があったのをご存知でしょうか?
バッハの「トッカータとフーガ 二単調」のメロディにのせて「チャラリ~ 鼻から牛乳」というやつです。
えらく長い前ふりになってしまいましたが、本日、書斎で仕事をしていると、トイレに入っている(大きい方)次男が私を呼びます。
「お父さん、お父さん、鼻からお米が出てきたよ」
私は、まあそういうこともあるだろうと「ふ~ん」と冷静にいうと次男は「凄いでしょ、こんなことってあるんやね」と一人で興奮しております。
「口と鼻は繋がっているので、そういうことはたまにあるよ」と説明したのですが、次男にとっては初めての経験で余程、驚いたらしくトイレから出た後では長男にも同じ話をしておりました。
しかし、よく考えてみると私も鼻からお米が出てきたことは最近あまりありませんので、珍しいことなんでしょうかね。
まあ、どうでもいいことですけどね。(^_^)
ブルーな気分
本日は友人の寝具店が昨日倒産したという話を聞いて1日中ブルーな気分でした。
社長はいい人でしたし、頑張って勉強もしているようでしたので、何故倒産したかは分かりませんが非常に残念です。
本日はNHKの取材が来ておりましたが、当社も最近はテレビ・新聞の取材や講演の依頼などが多くきます。
しかし、こういった取材や依頼が来るのは当社のこれまで努力してきたことがピークに来ている証拠なので、これに驕らず常に新しいことへの挑戦をやめないようにしていかなければと自分を戒めております。
今日は本当に悲しい気分です。(>_<)
進路
昨晩、家内から長男の高校受験について相談されました。
なんか実感ありませんが、今年の4月から長男が中学3年生になりますので、いよいよ受験の年です。
家内からよく聞いてみると、私が高校生だった頃と人気のある高校も変わっているようですし、試験自体も前期と後期に分かれているということで何がなんやら分かりません。
適切なアドバイスができるかどうか分かりませんが、親の務めの一つと思って私も情報収集する必要がありそうです。(^_^;)
長風呂
今日は中国語のレッスンもありましたので、入浴するのも遅くなり、11時を過ぎてお風呂に入ろうとしましたが、お風呂に人影がありました。
家内は1時間以上前に風呂に入ると言っていたはずなのにどうも、まだ入浴しているようなので「まだ入っているのか」と聞くと、少しあって「まだ入っているよ」とのこと、どうも入浴しながら寝ていたようなので、「寝てただろう」というと「寝てないもん」と認めようとしません。
しばらく「いいやその声は寝ていた声だ」、「いいや寝てない」の繰り返しの後、結局は「ちょっと、うとうとしてただけだもん」→「寝とったら悪いんかい」とやっぱり寝ていたようです。
まあ、お風呂は体を洗うところで、寝室とは違いますので寝とったら悪いわけではありませんが、あまり望ましくはないと思いますよね。(^^)
斬殺者
表題の「斬殺者」は原作 梶原一騎氏、作画 小島剛夕氏の劇画で、副題が宮本武蔵異聞となっているように、宮本武蔵が巌流島での佐々木小次郎との決闘に勝ってから後の話を描いたものです。
梶原氏と小島氏は両名共、お亡くなりになっていて聞き慣れない方も多いかもしれませんが、梶原氏は「巨人の星」や「あしたのジョー」「空手バカ一代」の原作を手がけたスポ根ものの原作者としては神様みたいな人ですし、小島氏も世界的に有名となった「子連れ狼」の作画を手がけたという意味では劇画界では知らない人がいないほどの天才です。
本日は休日でしたが、夕方からはロマンス小杉の社長さんがお越しになって、一緒に食事に行くことになっていたので遠出するわけにもいかず1日中ごろごろしながら、この漫画を読んでおりました。
最近の漫画は字も少ないので、1冊20分もあれば読み終わりますが、この本はゆっくり読むと1冊1時間以上かかります。
この漫画の連載は昭和47年(1972年)頃ですので、約40年たつわけですが、最近の漫画と比べるとなんか漫画も軽薄になってしまったものだと感慨に浸ってしまいます。(>_<)
